『驚いてくれるかな?』 少しばかり驚かせたくて、手の平で頬をはさんで、鼻先にかじりついた。 そうしたら、狙い通り相手は驚いて動けなくなった。 調子に乗って柔かい唇に唇を重ねて、すり…とこすると、やっぱりジェイドは驚いた。 今日はほんの少しだけ特別。 ほんの少しだけ。 へへへと笑うと「しょうがない子ですね」と言って、濃厚なキスをくれるから、首に腕を絡ませてしっかりと離れないようにくっついて。 どうか、この時間が長く続きますようにって、ローレライにお願いした。